2019年3月に解散した「Kalafina(カラフィナ)」復活することが発表されましたが、プロデューサーである梶浦由記さんが関与していないことが分かり話題になっています。
そもそもKalafinaが解散したのは、梶浦由記さんとメンバーのKeikoさん、Hikaruさんの退社が大きな要因となっています。
そこで、梶浦由記さんの退社理由は何か、梶浦由記さんとKalafinaの歩みなどについて見ていきます。
目次
梶浦由記の退社理由は何?
女性幹部との確執
梶浦由記さんの退社理由は、女性幹部との確執などが原因とみられていました。
梶浦由記さんは、2018年2月に所属事務所「スペースクラフトプロデュース」を退社しています。
スペースクラフトからは契約満了での退社ということでしたが、当時の報道などでは女性幹部との確執が要因として報じられていました。
「梶浦さんは女性幹部との折り合いがよくなかった上に、芸能界に引っ張ってくれた恩人がいなくなったことで退社を決意したようです」と話した。
引用:Sponichi
かなりの稼ぎ頭であった梶浦由記さんの退社は事務所にとってもかなり痛手だったのではないでしょうか。
文春砲
梶浦由記さんの事務所退社が発表された後、週刊文春から女性幹部との確執の内容について詳細が報じられました。
当時の報道によると、梶浦由記さん、スペースクラフトの大西一興社長、M氏、I女子を巡る対立があったとのことです。
経緯をまとめると以下のようになります。
大西一興社長が突然、宝塚歌劇団にのめり込む
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大西一興社長が50代で宝塚歌劇団出身の社員・I女史を可愛がるようになり、I女史を上のポジションに引き上げようとした
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I女史を優遇するため邪魔になったM氏に大西一興社長がパワハラをし出す
(M氏は梶浦由紀さんをこの業界に引き入れた恩師)
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耐えきれなくなったM氏が2017年6月に事務所を退社
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大西一興社長の思惑通り、I女史が梶浦由紀さんとKalafinaの現場の指揮を執り始める
(これまでは梶浦由紀さんとM氏の二人三脚でKalafinaの現場を成功させてきた)
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I女史と梶浦由紀さんの関係悪化
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愛想を尽かし梶浦由紀さんが2018年2月に退社
この報道が事実であるのならば大西一興社長がすべての根源に思えます。
Kalafina解散後の梶浦由記のコメント
2019年3月13日、Kalafinaの解散が正式に発表されるとすでに退社している梶浦由記さんからもコメントが発表されました。
メンバーお二人からのご挨拶で充分かとは思いますし、私の言葉はただ蛇足であるかもしれませんが……改めまして、今までKalafinaを応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。そして長らく中途半端なまま「これからどうなるんだ」と不安な気持ちでお待ち頂いた皆様には、申し訳ありません。
本来、「Kalafinaの活動をお休みします」の3人からのお知らせは、もう少し早く皆様の元へ届く筈でしたし、そうあるべきでした。10年以上誰よりも真摯に音楽に取り組み続けた3人が今度は別の道を選ぶことを、皆様にご報告しご理解を頂いた上で、新たな出発を見守って頂くべきでした。ただ、やっと、今こうして皆様へご報告が遅れたお詫びと、そして精一杯のありがとうございました、を言葉にしてお伝え出来る事に、大変身勝手ではございますが……元プロデューサーとして少しほっとしてもおります。
このユニットを「Kalafina」と名付けた日の事は今も記憶に鮮明です。(我ながら中々ステキな名前をつけられたな!と思ったのです)以降の10年は、メンバーにとっては、新たな「歌」の形と取っ組み合うようなチャレンジの日々だったかのではないかと思います。3人の奮闘により「他には無い音楽」を皆様の元へお届け出来たのではないかという自負もございます。そしてその取っ組み合いの日々を続けて来られたのは、3人の音楽に耳を傾けて下さった皆様、お一人お一人に支えて頂いてのことでした。
おそらくKalafinaの音楽は、ただ聞くだけでなく皆様が何かしらの……想像力を働かせ、貴方ご自身の物語を一緒に紡ぎながら、楽しむようなものであったのではないかと……思っております。そういった意味ではKalafinaの物語は3人や私たちだけで完結するものでは決して無かった、聞いて下さった貴方が一緒に世界を紡いで下さったから、Kalafinaは進化を重ねて行けた。そういった感覚がとても強いのです。共に音楽の世界に遊んで下さったこと、本当に、ただ、ありがとうございました。
本来、独立し今はKalafinaから離れた立場である私が「ありがとうございます」と言葉にするのは出すぎた事であるかもしれませんが、どうしても皆様に一度きちんとお伝えしたく、長々と文章を綴らせて頂きました。
Kalafinaが大好きでした。素晴らしい歌い手である3人と共に歩むことが出来た10年は今も、そして今後もずっと変わらず、私の誇りです。まだまだ終わって欲しくない時間でした。同じようにメンバーにも今後それぞれの「Kalafina」を、顔を上げ誇らしい日々として語って欲しい。力の限り歌った10年を糧に新たな道を堂々と歩んで欲しい、そう祈っております。……とは言っても個人的にはメンバーに永のお別れを告げるつもりもなく、互いに音楽を続けている限り、どこかでまたご縁に恵まれる事もありますでしょうけれど!
Kalafinaの音楽を紡ぐのは心から楽しゅうございました。ライブへ行けばプロデューサーという立場を忘れ、ただ音楽の時間を楽しんでおりました。我儘なお願いを許して頂けるのなら、Kalafinaを愛して下さったみなさまにも、今は何かとお騒がせしてしまっておりますけれど……その楽しかった音楽の時間をこそ、ご記憶に留めて頂けたらと。祈っております。
語りつくせない感謝をこめて。10年間、本当にありがとうございました!
Kalafinaにもメンバー3人にもとても深い愛情を感じる文章でした。
すでに自分の手を離れているグループでしたが、母親のような目で見ていたことが感じられます。
Kalafinaの解散理由についてはこちら!
kalafinaの解散理由は何?プロデューサー梶浦由記とKeiko・Hikaruが続々事務所退社!
解散後の梶浦由記とKalafinaメンバーの関係
Kalafinaが解散した後も退社したKeikoさん、Hikaruさんは梶浦由記さんとステージで共演していました。
2024年9月23日に開催された『HIGHWAY STAR PARTY 2024 -SHIBUYA JUNCTION-』では、一緒に「ring your bell」を歌ったとのことです。
解散コメントで梶浦由紀さんが、
個人的にはメンバーに永のお別れを告げるつもりもなく、互いに音楽を続けている限り、どこかでまたご縁に恵まれる事もありますでしょうけれど!
と書かれていた通り、一緒に仕事をされていました。
梶浦由紀プロフィール
名前 梶浦由紀(かじうら ゆき)
生年月日 1965年8月6日
年齢 59歳(2024年10月時点)
出身 東京都生まれ、ドイツ育ち
血液型 A型
学歴 津田塾大学学芸学部英文学科卒業
職業 作詞・作曲家、音楽プロデューサー
アニメを中心とした劇伴音楽を手掛け、『鬼滅の刃』、『ソードアート・オンライン』、『魔法少女まどか☆マギカ』等、数々の話題作を手掛ける、まさに天才と言われる音楽家です。
まとめ
梶浦由紀さんがスペースクラフトを退社した理由を見ていきました。
当時の報道などを見ると、事務所内で確執や憤りを感じる出来事があったとのことです。
しかしながら、退社後もKalafinaについては愛を持ち温かく見守っていたようです。
今回、Kalafinaが復活するにあたり何も梶浦由紀さんが関与していないことが寂しいですね。
梶浦由紀さんあってこそのKalafinaだったため、今後の活動がどうなるのか注目していきたいです。